多分わたしは詩や短歌をやるといいんだろうなぁ

自分には才能があるからやるべき! と大口をたたいているわけではなくって…

書くことは好きだけど好きじゃない部分もある

私が文章を書いたり言葉をいじるのがスキなのは確かなことだと思うんだけど、「書くことがすき」というわけではないんだよね。 というか、「書くことがすき」だと含まれていることが多すぎて、「私はそうじゃない」という部分もたくさんあるから違和感がある。

主張を伝える手段として好きなわけじゃなく、単語を選んだりリズムを整えたりする作業が好きなんだよね。なんなら、パーツは言葉でなくていいのかもしれない。(音とか描かれたものとか、そういうのでもいいのかも)

そこにじっくり取り組みたいなら、趣味として詩歌やエッセイをやるのが一番いいのかなと、やっと、最近気づいたんだよね。(遅くないか?) ツレヅレナルママニ…とノリで書いていくのもよし、伝えたいことをうまく表現してまとめるために設計図を引いてから書くのもよし、というふうにのびのび「書く」のが、私の行きたいになる、というか今までなってきていた……のではないかなと。

仕事として書くからこその楽しさもある

自分で言うのもなんだけど、私は、書くことについては割合と器用な方だと思う。語るようにして流動的に書いていく方法、論理構成を念頭に置いてプロットを作ってから詳しく書き進めていく方法、両方できる。

プロットを作ってから詰めてく方法でならお金をもらって仕事として制作・納品したこともあるから、こちらの方法はある程度「できる」と思ってるんだけども、そうして進めていくライターの仕事はけっこう楽しい。クライアントと一緒に商品の方向性を確認・相談し、微修正しながら(ときには大きい軌道修正もしながら)商品を作り上げていく面白さがある。

もっとも、「クライアントが喜んでくれる文章を納品できると嬉しい(そしてお金がもらえる)」という構造に納得できたのは割と最近のことで、以前は「私の文章力を認めてくれ! 納得したならお金を払ってくれ!」というような気持ちがつよくて、仕事と自己表現をわるいほうに混ぜてしまっていた。

どれのなにが楽しいのか

私がライターの仕事がわりと楽しいと感じるのは、その仕事―原稿という商品をつくる仕事―に含まれる工程のうち、複数が得意で楽しいと感じる作業だからだと考えてる。 というか、ゼロから企画を立てるところ以外はいずれも好き(だし、そんなに苦手じゃない)なんだよね、たぶん。

特に好きな「言葉を整える作業 」は、全行程のうち、さいごの1~2割くらい。 そのほか、企画を立てる工程(のうち一部)も楽しんでやってて、それは商品づくりの最初〜中間の3割くらいかな。 真ん中にあるのは、人と会う取材とか、文献に当たるとか、整える前のラフな文をざっと書くとか。 このなかだと、体力勝負の現地取材やトーク力が必要なインタビューは不得意と思っているから、得意な順で行くと

工程の最後 > 最初 > 中盤 という感じかなあ。

(だからフリーランスでやっていくのは、よほどパートナー・クライアントに恵まれないと難しいかなって思ってる。企画できるライターって重宝される一方、 リライト・推敲、校閲・校正は編集者さんがやることが多いし。)

※原稿をつくるの工程(とてもざっくり)

  • 企画
  • 構成
  • 取材
  • ラフ書き
  • 画像などの挿入
  • 推敲
  • 校正

得意なことを仕事にして、それを好きになると幸せそうじゃん? もともと好きなことは、下手でもいいから趣味として続けたらよくない?

コンプレックス解消を仕事に求めると、けっこうしんどそうって思う。たいてい、得意を生かした仕事をしていても、どこかしらで苦手な作業も出てくるから、いやでもそれを強化することになると思うんだよね。

それに、アウトプットのクオリティが高いほうが、稼げる可能性が高そうじゃん? あるいは、会社に所属して働くなら、うまくいけば、得意なことで成果を出してから、職を確保したまま仕事の範囲を広げていける可能性もあるし。

そんなわけで、割と得意なことをメイン業務とする定職について、好きなことを趣味でやろうとすると、

ふつうのOL + 詩歌系、エッセイ系の趣味

がいい塩梅かなと思う。

ということで、多分わたしは詩や短歌をやるといいんだろうなぁ。 とりあえず応募できるなにかがあるはずと思って調べてみたのでメモしておく。

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